先日、運転免許証の更新に行ってきました。
令和7年3月24日からマイナンバーカードを運転免許証として利用できる(マイナ免許証)制度が整ったことで、手続きの方法が変更になっています。
ほぼ全国同一の内容になるかと思いますので、ご参考になればとまとめてみました。
- 運転免許証の更新について
- 免許更新手続きの変更点(2025年~)
- 更新のお知らせはがきが届いたら予約
- マイナ免許証について
- 更新手続きに必要な持ち物
- 更新手続きに行ってみた
- スマホアプリと連携
- マイナ免許証を登録した感想
運転免許証の更新について
運転免許証は一般的には5年ごとに更新の必要があります。
違反があったり取得後5年未満などの方は3年になります。
また、高齢者については別途講習や認知機能テストなどが必要になります。
本記事では、ゴールド免許(優良運転者)で、5年間無事故無違反を前提とした更新の流れを紹介します。
※偉そうに言ってますが、けっこう最近までブルーでした(;'∀')
免許更新手続きの変更点(2025年~)
前回の更新はコロナ禍まっただ中の2020年から大きく変更点がありました。
- 更新手続きは予約制
- 自動受付機による手続き
- マイナ免許証(マイナンバーカード連携)対応
予約などの流れについて順番にまとめてみました。
更新のお知らせはがきが届いたら予約
更新のおしらせはがきが誕生日の1か月前くらいに届きました。
誕生日の前後1ヶ月の間に更新手続きを行う必要があります。
届いたはがきに 予約制 の文字が。
はがきに記載されているQRコードから予約画面に入ります。
希望日時と警察署を選択し、必要事項を入力(名前や免許証番号など)を入力して予約完了すると、QRコードが表示されます。
このQRコードが自動受付機で必要になります。
スクリーンショットをとるか、予約番号・受付番号を控えて持って行きましょう。
スマホからの予約ができないという方は、予約専用コールセンターがあります。
詳細は更新のお知らせはがきでご確認ください。
(各警察署では予約は受け付けていません)
マイナ免許証について
新しくスタートしたマイナ免許証については、希望者のみとなっています。
手続きする時に悩みすぎると後続の人に影響するのでざっくり決めていきましょう。
種類別の更新手数料
・マイナ免許証のみ 2100円
・免許証(従来タイプ) 2850円
・免許証+マイナ免許証 2950円
100円しか変わらないので私は(従来の)免許証+マイナ免許証の2枚持ちを選択。
マイナ免許証のメリット
- 身分証明などの一元化
- 住所変更手続きの簡素化
- オンライン講習が選択できる
マイナ免許証のデメリット
- 有効期限などの情報の確認が面倒
- スマホとマイナンバーカード双方を持つ必要がある
- マイナンバーカードの期限切れに影響される
現状のマイナ免許証 注意&制限事項
- マイナ免許証に記載された情報を読み取るには、マイナポータルにログインするか「マイナ免許証読み取りアプリ」を利用する必要がある
- スマホにマイナ免許証が登録されていても、現時点ではマイナカードと一緒に携行する必要がある(スマホのみでは免許不携帯扱い)
- マイナ免許証の有効期限前にマイナンバーカードの有効期限が切れると、マイナ免許証の一部の機能(住所変更やオンライン講習)が利用できなくなる
その他にも
- 海外で使用する場合や、国内のレンタカー利用時など、従来の運転免許証が求められる場合がある
現状、運用がはじまったばかりのマイナ免許証のみではリスクがありそうです。
システムがもう少し改善されるまで、従来どおりの運転免許証のみでも大丈夫だと思います。
窓口で聞いたところマイナ免許証(併用)を登録する人は半分ほどとのことでした。
私は、次が5年後かと思うと”老化”のリスクを考え、できることは早めにチャレンジしておきたいと思って登録しただけです(笑)
更新手続きに必要な持ち物
- 運転免許証
- マイナンバーカード(マイナ免許証発行希望の場合)
- 更新のおしらせのはがき
- 更新と講習の費用(現金)
支払についてはキャッシュレス対応は運転免許センターのみのようでした。
(私の確認不足かもしれませんので最寄りの警察署でご確認ください)
なお、持ち込み写真での免許証作成を希望する人は写真も持って行きましょう。
ただし即日交付されない(後日受け取り)場合があります。
更新手続きに行ってみた
月曜日の13:30受付開始の枠に予約を入れました。(30分間隔)
予約状況から1枠は約10人くらいのようでした。
駐車場も免許更新の受付窓口も混雑がなく快適でした。
当日の流れはおおまかにこんな感じだったと思います。(おばさんの記憶なので若干の間違いはご勘弁ください)
免許更新の流れ
① 受付番号札をとる(銀行や役所にあるみたいなもの)
② 自動受付機に入力
③ 書類の確認と署名
④ 更新費用などの支払い
⑤ 視力検査
⑥ 写真撮影
⑦ ビデオ講習
⑧ 免許証発行・マイナ免許書き込み
上記の中で、大きく変わったのが②と⑧です。
自動受付機の手続きについて
警察署によって異なりますが、私が行った警察署では名前を呼ばれてからカウンターのスタッフさんの案内で操作を進めていく形でした。
病院でマイナ保険証読み取るのと同じような機械に免許証をのせて読み取り、タッチで操作をしていきます。
迷うところは、発行する免許証のタイプと暗証番号。
暗証番号を記録したレシートが出てきて操作完了です。
自動受付機で操作することで、個人情報のほとんどは書類に印刷されることになります。
書類に署名や質問事項へのチェックを行い、更新手数料を支払います。
視力検査、写真撮影、30分のビデオ講習終了後、再びカウンターへ。
免許証交付とマイナ免許書き込み
運転免許証の交付は従来どおり。
表記内容の確認をして受け取りとなります。
マイナ免許証登録希望者は、この後スタッフさんの案内でタブレット操作を進めます。
最後にマイナカードに情報書き込んでもらい終了。
マイナカード自体は何も見た目は変わりません。
マイナ免許証を有効にするためにもう一仕事あります。
スタッフさんからは「翌日以降にやってみてください」と言われました。
スマホアプリと連携
「マイナポータル」または「マイナ免許証読み取り」アプリとの連携操作が必要になります。
インストール済みのマイナポータルからやってみたところ一度目はエラー。
自分のミスかと思ったのですが、やり直してみたらあっさり完了しました。
マイナポータル(マイナ免許証の連携)
マイナ免許証読み取りアプリもインストールして連携してみたところ、こちらの方が断然簡単でした。
読み取りアプリがおすすめですが、アプリを増やしたくない人はマイナポータルのみでも良いと思います。
マイナ免許証を登録した感想
新しいことにチャレンジしてみましたが、実際にマイナ免許証を使用する機会があるかどうか・・・といったところです。
というのもここ最近「本人確認」で提示するのはマイナンバーカード一択。
運転免許証すら提示する機会がめっきり減りました。
だって、運転免許証の写真は一瞬に撮られるので出来栄えが納得いかないのです。
警察官に免許証提示を求められない限りお財布の肥やしになりそうです(笑)
繰り返しになりますが、マイナ免許証を作ったからといっても、スマホとマイナンバーカードは必ず一緒に持ち歩くことが原則となっています。
マイナ免許証を作ったのに免許不携帯になったらシャレになりません。
なお、免許不携帯は違反金3000円だそうです。(点数に影響はありません)
免許も新しくなったことで、今後も安全運転を心がけたいと思います。