週刊でお伝えしている迷惑メール(主にフィッシング)のご紹介です。
今回は、有名人をかたった投資詐欺、いわゆる「儲かる話」の典型的なフィッシングメールです。
メールのみならず、LINEやYou Tube、TikTokといったSNSの広告で誘導されることも多い事例なのでご注意ください。

フィッシングメールとは
フィッシングは金融機関やネット通販サイトなど有名企業を装ったメールを送り、偽サイトに誘導させる犯罪です。
メール内にあるリンクをクリックすると本物そっくりに作られたログイン画面が表示され、そこにアカウントやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力させることで、金銭を盗み取ることが目的です。
今週のフィッシングメール事例
送信元:楽天証券 <service@rakuten-sec.co.jp>
【限定公開】北尾吉孝×楽天証券「資産3倍株」ついに一般解禁
楽天証券をご利用いただき、誠にありがとうございます。このたび、特別なご案内がございます。
日本金融界の第一人者「北尾 吉孝」氏が 、実際に保有している『資産3倍候補銘柄』3選を、本日よりごく一部の個人投資家様に初公開いたします。
\uD83D\uDD36 公開理由:
現在の日本は:インフレによる現金価値の下落・円安による資産の目減り・貯金だけでは生活が守れない 、こうした状況下で、資産運用を“先延ばし”にした人から 、経済的に取り残されていく時代に突入しています。
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この3銘柄リストは、
楽天証券×北尾吉孝チームが共同分析の上、
LINE限定で配信しております。
▶️ 配信対象者:先着50名(すでに41名登録済)
▼ 今すぐLINEで受け取る
■ご利用確認はこちら (←偽のリンク)
※枠が埋まり次第、配信は終了します。
(以下 略)

文字化けや不自然な漢字などが含まれた内容です。
タイトルに登場する北尾氏はSBI証券のCEOです。
(あの「フ〇テレビ騒動」にも登場し、ホ▼エ〇ンとも確執のあった方です)
北尾氏がライバルの楽天証券に情報提供ってどういうこと?
そんなことあり得るのか?と私はこの時点で疑ってしまうのですが・・・
この直前に3日間ほど、SBI証券名義のフィッシングメールが着信。
送信元:SBI証券 <no-reply@sbisec.co.jp>
【緊急】今動かないと一生後悔します。年利27%の株、既に受付枠残りわずか。
あなたは、今年まだ1円も資産を増やせていない…
一方で、私たちが紹介した投資先では、すでに1,284名が年利27%以上の成果を出しています。
このチャンスを逃せば、次の波に乗れる保証はありません。
2025年、日本株は本格的に動き始めます。 動いた人だけが、資産を3倍、5倍にしています。
▼ 北尾吉孝(SBI代表)が推奨する低リスク・高成長3銘柄 LINE限定で、今すぐ公開中▼
■ご利用確認はこちら (←偽のリンク)
※LINE追加と情報受信は完全無料。
※残り枠13名。定員に達し次第、終了となります。
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こちらもタイトルには表示されていませんが、文面に北尾氏の名前が出てきます。
このメールと入れ替わるかのように楽天証券名義のメールが届くようになりました。
同じ組織の仕業でしょうか?
SBI証券では反応が悪かったからライバルとのコラボしてみた?
この2種類のメールは3~4日続いたのですが、1日当たり15通くらい来ました。
この手口は、LINE追加に誘導して、グループに参加させて時間をかけ信用させた後に詐欺を行うという流れです。
きっかけは、メールだけでなく、LINEやFacebook、YouTubeの広告というパターンが多いようです。
詐欺が毎日のように発生しているのは仕方ないとしても、投資系の詐欺はその金額の大きさに驚くばかり。
Yahoo!ニュースに掲載されていた一例です。(2025年8月18~19日のニュース記事より)
最近では、SNS型投資・ロマンス詐欺というカテゴリーすら存在しています。
警視庁では下記の注意喚起をしています。
- 投資先が実在しているか・国の登録業者かどうか
- 「必ずもうかる」「あなただけ」といった文言に注意
- 投資を勧めている「著名人」がなりすましでないか
- 投資に関係する「暗号資産」や「投資アプリ」等が実在するか
- 振込先の口座に不審な点がないか
世の中、確実に儲かる話なんてありませんし、そんなにおいしい話は他人に教えません(苦笑)
考えるのが面倒くさくて、有名人が「いいよ~」っていったらそれに飛びついちゃう人は投資には向いていません。
ということで、メールのみならずSNSの広告には十分ご注意ください。
2025年7月末から、プロバイダーの迷惑メール対策が強化されたようで受信フォルダーへの迷惑メール着信がほぼなくなりました。
その一方で、自動振り分けされた迷惑メールは相変わらずです。
今後も迷惑メールフォルダーを隅々までチェックしてお伝えしていきます。
■迷惑メール三原則■(迷惑メール相談センター by.日本データ通信協会)
①メールを開かない
②リンクをタップしない
③個人情報を入力しない