ももよろず日記

浜松市のパソコンインストラクターが、地元密着の情報とパソコンのお役立ち情報をお伝えします。

【フィッシングメール事例】証券会社から還付金・配当金関連偽メール特集

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週刊でお伝えしている迷惑メール(主にフィッシング)のご紹介です。

年度末を迎え慌ただしい時期を狙ってフィッシングメールが再び増加しています。

証券会社をかたったものが相変わらず多く見受けられます。

今回ご紹介するのは配当金や還付金に関するメールです。

フィッシングメールとは

フィッシングは金融機関やネット通販サイトなど有名企業を装ったメールを送り、偽サイトに誘導させる犯罪です。

メール内にあるリンクをクリックすると本物そっくりに作られたログイン画面が表示され、そこにアカウントやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力させることで、金銭を盗み取ることが目的です。

 

今週のフィッシングメール事例

受信日時:2026/3/7 16:25
送信元:マネックス証券 <server@monex.co.jp>

 国税庁|マネックス証券 税金還付のご案内No.6539****

国税庁  マネックス証券
マネックス証券 ご利用中のお客様各位


平素よりマネックス証券をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 国税庁 連携サービス
【国税庁】税金還付のお知らせ

国税庁とマネックス証券の連携システムによる税務処理の結果、
お客様の2 025年度の取引および所得において還付税金が発生していることが確認されました。

本還付金は、2025年度の株式取引に伴う源泉徴収税額の一部および過年度の個人所得税に充当可能です。

本通知が還付手続きの最終案内となります。下記期限までに手続きが完了しない場合、還付金は失効いたしますのでご注意く ださい。 
【還付金情報】
還付対象年度    2025年分(所得税 住民税)
還付金総額    84,620円
内訳:株式取引過徴収税額    52,380円
内訳:個人所得税還付分    32,240円
還付方法    マネックス証券口座への入金
対象口座    総合取引口座

還付金の活用方法
•    2025年度の株式取引にかかる源泉徴収税額の還付 - 既に徴収された税金の一部が戻ります 
•    過年度の個人所得税への充当 - 2024年以前の所得税と相殺可能 
•    口座への入金 - 現金として受け取り、新たな投資に活用 
•    NISA口座への資金移行 - 非課税枠を活用した資産形成 

還付手続き最終期限

2026年3月15日23:00

上記期限までに手続きが完了しない場合、還付金は自動的に失効します。期限後の再発行手続きは一切受け付けておりません。 

還付手続きの方法
以下のボタンよりマネックス証券のオンラインサービスにログイン後、「国税庁還付金受取確認」画面にて必要事項をご確認の上、還 付金の受取方法を選択してください。所要時間は約3分です。


還付金受取手続きへ進む(←偽のリンク)
手続きには約3分程度かかります 

(以下省略)

 

確定申告のシーズンには、例年国税庁名義で還付金関連のフィッシングが出回りますが、今年は税務署名義は少なく、証券会社とのコラボ版登場です。

ここでいう還付とは、株式特定口座で売却した場合に、損失が出ている場合には既に配当金などから源泉徴収されている税金が自動的に還付されるというものです。

これは自動的に行われるものであり、還付手続きは不要。

 

期限が迫っているという催促メールはフィッシングを疑いましょう。

そして不明な点は証券会社に問い合わせましょう。

 

なお、メール末尾に記載されていた電話番号を確認してみました。
(画像では一部切れています)

・電話:0120-234-285(受付時間:平日 9:00-17:00) 
・国税庁 税務相談センター:0120-000-123(平日 9:00-17:00)

上段はマネックス証券のコールセンター

下段はショッピング専門チャンネルの「ショップチャンネル」のものでした。

フィッシングメールにはこのように真偽混在していることもあります。

まあ、詐欺集団のもとに電話がかからないだけましかもしれませんが、利用されてしまった無関係の会社は大迷惑ですね。

 

 

続いて口座の制限に関するフィッシングメールです。

受信日時:2026/3/10 15:32
送信元:マネックス証券 <domw@mail20.zhun-qiyiguosport.com> 

【マネックス証券】配当金還付手続き一時停止中:4/10までに情報更新をお願いします

マネックス証券 ご契約者様

平素はマネックス証券をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

⏰ 要対応 ■ 配当金・税制改正に伴う「お客様情報」ご確認のお願い
平素よりご利用いただきありがとうございます。当社では、金融商品取引法に基づく本人確認書類および税制改正(申告不要制度・源泉徴収)に伴うお客様情報の点検を実施しております。

現在、お客様の口座にご登録の内容に一部不備・変更情報の未反映が確認されたため、口座管理および税務処理(配当金・還付金)を一時制限させていただいております。

お手数ですが、2026年4月10日(金) 17時までに下記手続きをお願いいたします。期日までに更新がない場合、特定口座の利用停止や書類送付の遅延が生じる可能性がございます。


1. ご確認いただきたい項目(いずれか該当する場合がございます)
下記の内容に変更がある方、または登録内容が最新でない方は更新をお願いいたします。

・氏名・住所・生年月日:本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)と相違がある
・マイナンバー(個人番号):届出が未了、または書類の有効期限切れ
・配当金受取口座:登録金融機関情報に誤りがある、もしくは解約済みの口座が指定されている
・外国税額控除に関する届出:書式が旧式のまま更新されていない
2. 更新手続きのご案内
マネックス証券のWebサイトにログイン後、下記の順に操作をお願いいたします。

 

【操作手順】
マイページ > お客様情報の照会・変更 > 本人確認書類の登録/各種届出

⏩ マネックス証券 ログインページへ(←偽のリンク)

このメールは、情報を更新しないと口座が使えなくなるという内容でログインを迫るフィッシングメールです。

年初から現在にかけて出回っている「多要素認証義務化」をかたるものと類似しています。

mpc.momoyorozu.net

 

 

こちらもセキュリティ認証設定をかたってログインさせようとするものです。

受信日時:2026/3/11 18:08
送信元:マネックス証券 <support@monex.co.jp>  

 【重要】マネックス証券|配当金振込エラーのお知らせNo.9704****

お客様各位

平素よりマネックス証券をご利用いただき、誠にありがとうございます。

配当金振込エラーのお知らせ
このたびの配当金につきまして、大変申し訳ございませんが、
お客様が長期間セキュリティ認証を未実施のため、
配当金のお振込みができませんでした。
お客様にはご不便とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

配当金情報
権利確定日    2026年2月28日
配当金支払予定日    2026年3月10日
銘柄コード    0**9
エラー理由    セキュリティ認証未実施
配当金の詳細金額はログイン後ご確認いただけます
セキュリティ認証設定後、配当金明細ページにて金額をご参照いただけます。
■ 配当金再振込について
配当金を再びお振り込みするには、セキュリティ認証(多要素認証)の設定が必要です。

お手数をおかけしますが、下記ボタンより認証設定をお願いいたします。
設定完了後、3営業日以内に配当金を再振込いたします。

セキュリティ認証の設定手順
以下のボタンよりマネックス証券のオンラインサービスにログイン後、
「セキュリティ設定」メニューから「多要素認証設定 」をお選びいただき、
画面の案内に従ってお手続きを進めてください。所要時間は約5分です。

ログインして認証設定を行う (←偽のリンク)
設定完了後、配当金金額をご確認いただけます

 

配当金は通常、セキュリティ設定関係なく証券会社の口座に入金されます。

振込できないというのはウソです。

ただし残高の照会や出金手続きなどの操作には多要素認証などのセキュリティ設定が必要になることもあります。

 

いずれにしてもネット口座をお持ちの場合、後述するように証券会社が推奨するセキュリティ設定を行うことをおすすめします。

なお、差出人のメールアドレスも偽装されています。

ヘッダーを確認したところ「syr*****.com」という名称が含まれていました。

 

 

通常はメール受信から数時間から数日経過すればフィッシングメール内の偽リンクは抹消されるのですが、一部のメールのリンクが受信から2日経過後も開くことが確認されました。

さらにその内容が謎です。

番外編:電気通信詐欺(オレオレ詐欺等)への注意喚起

https://www.causalityhorizon.cfd/y1.html

※スクショを貼り合わせているため若干お見苦しい点があります

 

詐欺被害への警告を促すまともな内容にも見えますが、その出所は証券会社でもなく、警視庁でもなく、総務省でもなく・・・

#9110や188は実在する相談窓口ですが、インターネットホットラインの電話番号は検索してもひっかかりません。

サイト内にリンクもありません。

いったいこの注意喚起は誰が何のために出しているのでしょう?

 

今すぐ行いたいフィッシング対策

  • 利用している取引のある証券会社のメールや公式サイトを確認
  • 新しいセキュリティ対策が導入されていれば早急に実行
    2026.3現在 パスキー認証を推奨する証券会社が増えています

対策済なら、偽メールが届いても焦ることはありません。

証券会社のインターネット口座を安全に利用するために、常に最新のセキュリティ対策についてチェックしましょう。

いつまでも先延ばしにしていると本当に利用(ログイン)できなくなることもあります。

 

今回ご紹介したメールはすべてマネックス証券名義ですが、これ以外の証券会社の名義も多数あります。

投資の勉強も大切ですが、フィッシングメールの見分けやセキュリティに関する知識も同時に習得し、被害に遭わないようご注意ください。