ももよろず日記

浜松市のパソコンインストラクターが、地元密着の情報とパソコンのお役立ち情報をお伝えします。

【サポート詐欺被害拡大中!】こんな手口にひっかかるな!立ち止まるポイントを解説

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当ブログでは、実際に届いた迷惑メール(主にフィッシング)をご紹介しています。

今回は最近被害が拡大している偽サポート詐欺について、詐欺被害までの流れと、立ち止まるポイントについてのご紹介です。

ひとりでも詐欺被害が少なくなるような一助になればと思ってまとめました。

 

偽警告サポート詐欺とは

Windowsパソコンでインターネットを閲覧中、下記のような画面が表示され、「ウイルスに感染した」「ただちにサポートが必要」という音声が流れます。

■画面の一例■

Microsoft(マイクロソフト)が出している警告のように見えますが、まったくのでたらめで偽物です。(広告を悪用)

上記はまだ”マイルド”なもので、実際には画面いっぱいに広がるものが多発。

 

この画面は私の知る限りでは10年ほど前から出ている詐欺案件。

この件で頻繁に電話相談を受けますが、一時減少しつつも再び増加傾向にあります。

さらに以前に比べて「電話をかけてしまった」という報告が増えました。

(途中でおかしいと気づき、電話を切った後に私のもとに電話相談)

先日、静岡県内の学校ではこのサポート詐欺により、ネットバンキングから1000万円もの公金が盗られる事件も発生。

最近ではネットバンキングを乗っ取る手口で、被害額が格段に増えています。

 

そんな背景もあり、お客様からの実体験(ひっかかる寸前で思いとどまった)も参考にさせていただき、本気で注意喚起をしなくてはと思った次第です。

 

まずはこの偽警告サポート詐欺の流れについてまとめました。

偽警告サポート詐欺の特徴

(警告音とともに)音声メッセージ

「このパソコンはウイルスに感染した」「トロイの木馬が検出されました」「危険な状態」といった危機感を煽るメッセージが流れます。(警告音が出ない場合もあります)

普段からYou Tubeなど大音量で視聴していると、とんでもない音量になります。

一方で、メッセージは冷静な女性のアナウンス(きれいな日本語)です。

 

複数の画面が立ち上がる

画面全体に警告画面が立ち上がり不安を煽ります。

複数の画面が次々に立ち上がり、点滅するなど派手に動作します。

 

閉じるボタンをクリックしても閉じられない

どのウィンドウを押しても画面が閉じられず、これでパニック状態にさせます。

 

Microsoftそっくりのロゴマーク

「Microsoft Defenderセキュリティ管理センター」「Windows防護管理センター」
という名称やそっくりなロゴマークがデザインされています。

 

偽サポートにつながる電話番号

画面右下や中央には、パソコンを修復するためとかたった電話番号を表示。

ここもMicrosoftの窓口を想像させるような表記になっています。

 

偽警告サポート詐欺はどんな時に出る?

検索結果の上位(スポンサー広告)をクリック

以前はこれがもっとも多かったのですが、流れが変わってきています。

 

ネット記事内広告をクリック

記事の間や最下部などに表示される「PCを更新」「●●が古くなっています」「今すぐダウンロード」といった広告をクリックしたことが要因になることが増えています。

以前は偽アプリ(ウィルスチェックを装ったもの)をダウンロードさせて、課金させていたものが、偽警告に変わってきています。

 

メール内リンクをクリック

フィッシングメール(偽メール)内のリンクからも出ること確認しました。

mpc.momoyorozu.net

 

一昔前は詐欺(請求)画面が出るのは、いかがわしいサイトを開いてしまった時。

これが念頭にある方は「変なサイトを見ていたと怪しまれるのではないか」という警戒心から誰にも相談せず、ひとりで解決しようとします。

しかし偽警告サポート詐欺の画面は、もはや普通に会社でパソコンを使っていてもちょっとしたきっかけで出ます。

誰が操作しても表示される危険はあります。

そもそもGoogleなどプラットホームで規制できていないのも大問題だと思うのです。

 

 

偽サポート詐欺の流れ

私の知る範囲で少額の被害に遭った人もいます。

大半は、電話をかけたけれど途中で詐欺ではないかと気付き電話を切っています。

それらを総括して、サポート詐欺の流れと、踏みとどまるポイントをまとめました。

 

①表示された番号に電話をかける

ウイルスという警告に加え、何を押しても解決しないので、藁にもすがる思いで画面に表示されているサポートセンターに電話をしてしまいます。

踏みとどまるポイント①
電話番号の市外局番がおかしい(最近多いのは0101で始まるもの)

桁数も明らかに不自然です。

0101は国際電話に接続するための偽装的な番号であるとも言われています。

(以前は050ではじまるものもありました)

 

②偽のサポートセンターにつながる

びっくりするほどすぐにつながります。

踏みとどまるポイント②
サポートセンターなのに、音声ガイダンスもなくすぐに人間につながる

いまどき、IT系の企業や通販、どこにかけても自動音声で番号をプッシュさせられ、目的の窓口にたどりつくまでが大変。

さらに、そこから「ただいま電話が大変込み合っております」が普通です。

一方、こちらは世界のマイクロソフトなのに2コール程でサクッとつながります。

 

さらに、かなりの確率で日本語を母国語としない外国人が対応。

踏みとどまるポイント③
カタコトの日本語で「こちらサポートセンターでございます」

私が相談を受けたお客様のほとんどがここで怪しいと気づいて電話を切っています。

(こんなことを公開するとそのうち日本人が対応するかもですが・・・)

 

ここから先は、近年変化しているため一部ネットからの情報を引用しています。

③サポート料金を請求する

修復するために料金が必要と言い、支払いを求める。

踏みとどまるポイント④
コンビニに行って、●●カードを購入してきてくださいと促される

AmazonやAppleといったプリペイド式のカードを購入させ、その番号を伝えることで支払いをさせる手口です。

その額は(極端に高くない)数万円なので、まともなサポートだと思い込んでしまう方も。

この後、遠隔操作へ誘導します。

私が確認した実被害は、サポート料を搾取した後に遠隔操作アプリをインストール。

画面上にメモ帳を起動し、住所や名前を入力させるというものでした。(金銭的な被害は、上記のPOSAカードのみ)

 

しかし、近年増えているのがネットバンキングへの誘導です。

④遠隔操作へ誘導する

ネットバンキングを利用しているか確認し、利用しているとわかると「サポート料金の支払いが必要」「ネットバンキングの口座に被害が及んでいないか確認が必要」などと言って、遠隔操作へ誘導します。

踏みとどまるポイント⑤
遠隔操作というキーワードが出た時点で、詐欺確定。
すぐに電話を切る。

先日、ここで我に返って電話を切ったという方から連絡がありました。

(個人経営の方でしたが)実被害が出なくて本当によかったです。

 

⑤遠隔操作アプリをインストール

操作手順を丁寧に説明してくれますが、既にこの時点で敵の手に落ちています。

かろうじてここで下記の行動に移せれば被害は食い止められます。

踏みとどまるポイント⑥
口座の情報、パスワードを聞いてきたらとにかく電話を切る。

 

ここまでにご紹介した「踏みとどまるポイント」を突破してしまった場合、遠隔操作されて実被害が出ます。

後は、速やかに銀行や警察に連絡してください。

 

ターゲットは個人から企業へ

現在のターゲットは、ネットバンキングを導入している企業です。

POSAカードでの搾取は、金額が大きくなると購入時点で店舗で疑われます。

行き来する間に詐欺と気付く可能性も高いです。

しかし、パソコンの前で次々に操作の指示を出しネットバンキングの操作につなげば、考える隙を与えず、大金を引き出すことができるのです。

個人よりも残高の多い企業(法人)であればなおさらです。

 

ネットバンキングでは、1日の取引上限額を変更できますので、見直してみるというのも防衛策です。

 

対処方法と対策

サポート詐欺の画面が出てしまったら

電源ボタン長押し 一択で。

これらの画面はウイルスでもなんでもなく、ネットの広告画面を悪用したもので、Microsoft Edgeなどのブラウザ表示を細工しているだけ。

慣れた方ならタスクマネージャーでプログラムを停止させれば解決します。

「Ctrl」+「Alt」+「Delete」(固まった時の強制終了)という組み合わせを思い出そうと焦る方もいらっしゃいましたが、この状況では思い出さなくていいです。

長押しで切ってください! 

パソコンは簡単に壊れません! (責任はとれませんけど・・・)

ただし、保存していない作業中のデータは消えます。あきらめてください。

 

長押しってどれくらい?と聞かれますが、10秒以上押し続けてください。

 

電源が切れた後に、再度スイッチを入れるとあら不思議。

ウイルスも何もなかったように普通に立ち上がるはずです。

解決できてない場合は、「押し」が足りないのでもう一度。

 

近くにいる人、あるいは信頼できる人に相談

学校の事例でも思いましたが、事務所にひとりまたは少人数ですとなんとか自分だけで解決しなければと焦るのでしょう。

自宅でも家族が留守にしていれば、相談できずにサポートにすがるしかないと思ってしまうのです。

こんな画面は誰でも出る状況なので、恥ずかしいとか、周囲に迷惑をかけてしまうと思わずに相談しましょう。

被害が出てからではもっと迷惑がかかります。

 

途中で電話を切ったけど大丈夫?

すぐに電話を切ったけど大丈夫?というご相談も数件受けました。

脅すつもりはありませんが、電話番号が相手側に表示された時点で、カモリストに載ってしまう可能性はゼロとはいえません。

その後、見覚えのない電話番号には出ないよう警戒しましょう。

入力した個人情報が遠隔で見られてしまった方も同様。

住所がバレてしまった場合は、警察に相談して防犯体制を強化してください。

また、国際電話につながり高額な請求が発生している可能性があります。

 

まとめ

偽警告サポート詐欺については、当ブログでも以前から警告しています。

また、お客様に対してチラシを配って注意喚起も続けていますが、毎週必ずといっていいほどご相談を受けます。

電話口の向こうから大きな音声が聞こえてくるので「あ~、出たね。電源ボタンをギューと押し続けてください」というセリフを何度言ったことやら・・・

少し前まで笑い話で済んでいたのですが、ネットバンキングが絡んできたことで笑えない状況になっています。

 

ということでおさらいです

警告が出てもサポートに電話をしないこと!
電源を長押しすれば消えます!

 

このブログをご覧になったあなたは絶対に騙されません! 

きっと騙されない、はず。

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m