当ブログでは、実際に届いた迷惑メール(主にフィッシング)をご紹介しています。
今回ご紹介するのは生命保険の保険料支払いを求めるフィッシングメールです。
フィッシングの新たな形として、保険会社とPayPay支払いという組み合わせが登場してきました。

フィッシングメールとは
フィッシングは金融機関やネット通販サイトなど有名企業を装ったメールを送り、偽サイトに誘導させる犯罪です。
メール内にあるリンクをクリックすると本物そっくりに作られたログイン画面が表示され、そこにアカウントやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力させることで、金銭を盗み取ることが目的です。
今週のフィッシングメール事例
送信元:第一生命保険株式会社 <noreply@daiichilife-group.***>
【納付要請】第一生命保険支払額のご確認
第一生命保険株式会社
PayPay専用・保険料最終納付案内
前月分の保険料引落が不成立となりました。本メールは規約に基づく最終警告です。PayPay決済専用窓口となります。他手段は未納扱いになります。
未納保険料 ¥22,817
最終納付期限 本日 23:59まで
冒頭ページ以外は納付無効です。必ず専用アプリで行ってください。
対応無ければ保険サービス中断・ご利用全停止となります。
無視時は法的訴訟進捗、強制執行及び差押予告を実施します。
PayPay限定納付へ (←偽のリンク)
必ず保存(証拠/記録)下さい。

※送信元メールアドレス末尾 comを伏字にしています
生命保険料未納付のメールなんて、ターゲットになる人がそんなにいるようにも思えずスルーしていたのですが・・・
4月21日の3通に続いて、ほぼ同一デザイン、金額が異なるものが下記の時刻に届いています。
2026/04/24 11:26
2026/04/24 13:07
2026/04/26 21:29
2026/04/27 08:37
流れが変わったのが最初のメールから1週間後。
送信元:株式会社第一ライフグループ <newsletter@daiichilife-group.***>
【第一生命】法的執行準備完了および差押予告通知(最終) No.*****
通知番号:DIL-MFM3Z9
法的執行および資産差押え予告通知書
契約者 様
前略 貴殿の生命保険料につきまして、度重なる督促にもかかわらず払込の確認が取れておりません。当社は本日、法務部および債権回収専門部署への案件移管を完了いたしました。
本通知は、管轄裁判所への民事執行申立て前の最終通告となります。下記期限までに指定の方法で完納されない場合、直ちに資産の差押えを執行いたします。
【執行停止のための納付要領】
1.未納債権額: 22,613円
2.納付最終期限: 2026年4月28日 23:59
3.納付方法: デジタル決済(PayPay)による即時消込
迅速な債権回収および二重入金防止のため、銀行振込およびコンビニ払込は既に停止しております。必ず以下のQRコードより納付を完了させてください。
▼ PayPayアプリを起動し、以下のQRコードをスキャンしてください ▼
(偽のQRコード)
※本日中に決済が確認できない場合、執行停止は受け付けられません。
【差押対象資産の調査範囲】
・勤務先から支払われる給与(賞与を含む)
・金融機関の預貯金口座
・生命保険契約の解約返戻金および配当金
・所有する動産および不動産一式
※行き違いで納付済みの場合は、至急当社コンプライアンス窓口までご連絡ください。

※QRコードの一部を加工しています
「差押」「裁判所」「民事執行申立て」「最終通告」といった文言が並ぶメール。
最下部の差出人が「メールマガジン事務局」になっているのが謎(苦笑)
特徴的なのはQRコードが大きく表示されていること。
パソコン画面で少し粗くなっていたにもかかわらずスマホに読ませると、PayPayの支払い画面が開いてしまいました。(スマホカメラの精度が良すぎるのも問題ですね)

メールで指示されている金額とPayPayに表示されている金額が異なっています。
(私は”本人確認必須”の時点でPayPay決済とさよならしました)
同日にもう1通、QRコード付きのメールが届きました。
送信元:第一ライフグループ <news@www.daiichilife-group.***>
【納付要請】第一ライフグループ支払額のご確認
第一ライフグループ
PayPay専用最終納付記録
2026年3月分の引落・再振替双方で不成立、本メールが規約・法規に基づく最終警告案内です。PayPay決済専用です。他手段は未納扱いになります。
ご請求額 ¥22,613
納付期限 2026年4月29日(水)
冒頭ページ以外は納付無効です。必ず専用で行ってください。
対応無ければご利用全停止・法的訴訟進捗。
無視時は強制執行及び差押予告。

ちょっと日本語が怪しいというか雑な部分が垣間見えるメールです。
私は(Yahoo!ショッピンクでたまったポイントためるだけ)PayPayにお金を入れることはないので心配はありませんが、残高があるとサクッと支払うことができてしまうんですね。
というか、今は生命保険の保険料支払いはPayPayでやるのが主流なんですか?
隔世の感といいますか、昭和世代にとってはびっくりでございます(笑)
PayPayでの支払いを求めるフィッシングが急増
操作に慣れていれば片手でも支払いができてしまうPayPayを悪用したフィッシングともいえます。最近は、私の世代(50代)でも飲み会の割り勘などをPayPayで送金する場面があります。
幅広い世代が利用し、手軽すぎるがゆえに詐欺に利用されることも多いQRコード決済。
さらにQRコードがなくても、スマホでメールを開けば偽リンクからPayPayアプリがするりと起動してしまうこともあります。
同様のPayPayでの支払いを求めるフィッシングは、クレジットカード系にも見られます。
PayPay株式会社(PayPayカード)名義はもちろんですが、ライバルともいえる楽天カードもPayPay払いのリンクでした(苦笑)
銀行を経由する振込に比べ足がつきにくいことや、少額でも搾取できる可能性が高いとなれば、今後この手口が増えていくこともあるでしょう。
ご注意ください。
■迷惑メール三原則■(迷惑メール相談センター by.日本データ通信協会)
①メールを開かない
②リンクをタップしない
③個人情報を入力しない