週刊でお伝えしている迷惑メール(主にフィッシング)のご紹介です。
少々記事が遅れ気味になってしまいましたm(__)m
迷惑メールフィルタにかからずに着信したものを中心にご紹介します。
フィッシングメールとは
フィッシングは金融機関やネット通販サイトなど有名企業を装ったメールを送り、偽サイトに誘導させる犯罪です。
タイトルには「アカウント停止」や「手続きをしないとカード利用が停止される」といった緊急性を煽るものから、「情報確認のお願い」といったものまでさまざま。
メール内にあるリンクをクリックすると本物そっくりに作られたログイン画面が表示され、そこにアカウントやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を入力させることで、金銭を盗み取ることが目的です。
近年、メールは巧妙化し本物と区別がつきにくくなっていますので、一層の注意が必要です。
2025年2月17日から2月23日に受信したメールのタイトルと内容を公開します。
今週のフィッシングメール
ヤマト運輸、Amazonは継続中。
新たにAppleが登場。(内容としては何年も前から存在しています)
※メールはパソコンで受信。Microsoft Outlook(Classic)を使用。
※改行などは加工、後半部分を省略しています。
iCloudチームよりお知らせ from.Apple
iCloudチームよりお知らせ
iCloudストレージの使用容量がもう少しで上限に達します。
残りのストレージ容量は15.8MBです(合計容量:50GB)。
月額¥450で200GBのiCloud+にアップグレードする
iCloudストレージは、iCloud写真およびiPhone、iPad、iPod touch上の重要なデータを安全かついつでも利用可能な方法で保存するために使用されており、たとえデバイスを紛失してもデータは失われません。
iCloud DriveやKeynote、Pages、NumbersなどのアプリもiCloudストレージを使用しており、ファイルをどこからでも最新の状態で利用することができます。
iCloudの利用、および、写真、書類、連絡先などのバックアップを続けるには、iCloud+にアップグレードするまたは、ストレージの使用容量を減らす必要があります。
今後ともよろしくお願いいたします。
iCloudチーム
オンラインストレージ増量(アップグレード)に関するもの。
過去ブログを確認したところ2017年からこのようなメールは存在しています。
Appleのストレージ iCloudは5GBまでが無料。
有料プランにするといちばん安いプランが~50GB(月額150円)となります。
Appleユーザーの多くは、5GBでは容量不足になり、月額150円ならそんなに負担にならないから・・・と契約している人も多いと思います。
無料で使うライトユーザーよりも、そこそこの月額を支払いながら写真や動画などを管理しているミドルユーザーがフッシングメールにも反応しやいということなのでしょう。
偽サイトに誘導し、クレジットカード番号を盗み取る手口と思われます。
続いては、先週もご紹介した「三井住友カード」の偽メールが2通。
内容はまったく同じものです。重複しますが掲載します。
【重要なお知らせ】三井住友カードご利用確認のお願い
最近行われましたプライバシ-ボリシ-の改定に伴いまして、こ確認のお手続きは、一回限りで、数分で終了致します。
お客様によるご確認行為は必須となっており、お客様のアカウント情報のご確認が行われなかった場合は、アカウントが停止される可能性がごさいます。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご利用確認はこちら
「ご利用確認はこちら」のリンクから本物そっくりのログイン画面が開きます。


前回とリンク先のアドレスが変更されていました。
フィッングと認識されブラウザやウィルス対策ソフトにはじかれても、別アドレスで再び蘇っているようです。
Amazonの偽メールも繰り返し同じものがやってきます。
Amazonアカウントの再認証が必要です_速やかにご対応ください
【Amazon】お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ
お客様、いつもAmazonをご利用いただきありがとうございます。
システムによる定期的なチェックの結果、お客様のアカウントに対して再認証が必要であることが判明しました。安全性向上のため、以下の手順に従って認証を完了してください。
【認証手順】
1. 以下のリンクからAmazonの公式サイトにアクセスしてください。
Amazonログイン
2. 表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。
【注意事項】
・パスワードは他人と共有しないようお願いいたします。
・推測されにくい、安全なパスワードを作成してください。大文字、小文字、数字、および記号を組み合わせてください。
・各オンラインサービスに対して異なるパスワードを使用することをお勧めします。
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今後とも、Amazonはお客様の安全と利便性を最優先に考え、より良いサービスを提供するために努めてまいります。
このメールは送信専用です。ご返信いただけませんので、ご了承ください。
今週のアドバイス
Apple、Amazon、三井住友カードなどユーザー数が多い企業名をかたったフィッシングが繰り返されています。
日々利用していて、この企業からのメールは無視できないというユーザーも多いと思います。
年度末の慌ただしい時期ですが、基本的にこのようなメールは無視。
心当たり(サービスを利用しているなど)がある場合は、受信後すぐにメールリンクから対応せず、アプリやブックマークを利用して冷静に確認してください。
フィッシングメールが届いた時の対応
無視してください。無視です。無視。
基本的には無視がいちばん。
しかし実際に利用しているサービスで本当にトラブルが発生している可能性もあります。その確認はどうするの?
届いたメール内のリンクではなく、公式サイトまたはアプリをスマホに入れていればそちらからログインを行いましょう。
カード会社や銀行などの金融サービスにおいては、アプリなら生体認証やSMS認証といった流れになるので安全度が高まります。
これで正常にログインできれば問題ありません。
どうしても不安な場合には金融機関の実店舗やサポートに問い合わせましょう。
メールの内容に焦って、メール内のリンクをクリックするのは危険です。
■迷惑メール三原則■(迷惑メール相談センター by.日本データ通信協会)
①メールを開かない
②リンクをタップしない
③個人情報を入力しない